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カビは非常に種類が多く、住宅内に発生するものだけでも、およそ500種もあります。種類によって多少の差はありますが、そのほとんどが高温多湿のもとで発生します。高温といっても、約20℃ぐらいで発生します。また、湿度は70?90%ぐらいがカビが好む環境なのです。
いまの気密性の高い住宅は水蒸気の逃げ場がなく、湿度は上がりがちです。しかも、エアコンなどの暖房機器の発達・普及で、冬期でも室内は暖かく、さらに、カビは木や紙、建材といったものでさえ栄養分としてしまいます。つまり、ほぼ1年中がカビの繁殖期なのです。
とにかく、いまの住宅はカビが繁殖する条件が整いやすいということです。
カビによる黒ずみは汚いし、洗面所や浴室のぬめりは不快なものです。しかし、力ビの害は、ただ見てくれや手触りの不快さだけではありません。カビは、肺炎の原因にもなるのです。
エアコンのフィルターに発生したコウジカビが、エアコン作動時に室内に胞子をまき散らし、それを吸いこんだ人が肺炎を起こすのです。いまやエアコンはどこの家庭にでもあるものなので要注意です。
カビは家屋にも被害を及ぼします。見てすぐわかる場所ならまだよいですが、壁の内部などにカビが侵入するおそれもあるのです。
カ ビを防ぐ基本は、換気をよくして湿気がこもらないようにすること。結露が起こるような場所は、カビの温床になりやすいのです。家具を動かしてみたらカビで 真っ黒になってしまっている可能性もあります。大掃除のときに消毒用アルコールやカビ防止剤で拭いておいたり、壁紙を防カビ加工のものに変えておくなどの 工夫をしておくと、良いでしょう。
また、エアコンのフィルターのクリーニングはもちろんのこと、冬期によく使う加湿機などもこまめに手入れをしましょう。加湿機の中の水にカビが発生することも珍しくはありません。
カビの対策としては掃除機がけが良いですが、いきなり掃除機をかけるとカビの胞子を飛ばしてしまいます。掃除機をかける前に、まず拭き掃除をしましょう。
最近では、さまざまな防カビ処理製品が出てきています。建て替えやリフォームの際は、たとえば洗面台に防カビ加工を施したり、カビ対策がなされた建材を使うなどいろいろな手段を選びましょう。