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住宅改修(リフォーム)前のポイント

家には家族の暮らしを守る大切な役割があります。災害に強いこと、長持ちすることはもちろんですが、今より快適に過ごすために、住まいのあり方を見直そうという動きが最近強まってきています。

たとえば、新築住宅の建材などから出る化学物質によって、身体の健康を害する現象が指摘されています。住宅自体が持つ危険な要因にも、無関心ではいられない現状になってきています。
また、長年住み慣れたわが家であっても、家庭内のちょっとした事故が、家族の暮らしにダメージを与えることもあり、こうした身近な危険を見直すことも大切です。

快適で安全な住まいをつくるには、いろいろなことが考えられますが、ここでは住まいに潜む危険な要因を探りだし、数多く考えられる要因の中から、5つのテーマをとりあげてみました。

家庭内事故

家庭内事故は、住まいをバリアフリーにすることで未然に防ぐことができます。

快適な住まいはづくりは、家族を家庭内事故から守ることから・・・

快適な住まいづくりを考えるうえで頭に入れておきたいことは、意外に多い家庭内における事故の防止です。しかも、長く住み慣れているはずのわが家で不慮の事故にあうケースが多いのです。

その中でも転倒事故が最も多く、ほんのわずかな段差で起こっています。
この、ほんのわずかの段差がかえって大きな事故に結びつくということを知っておきま しょう。

大きな段差があるところなら、あらかじめ「あの場所は危険だ」と注意しますが、「まさかこんなところに」と思える場所の方がむしろ要注意といえま す。

高齢者と同居する場合のみならず、自らもまた加齢していくことを考えれば、足元が頼りなくなったり、身のこなしが思うようにいかなくなることは、もはや避 けて通れません。
家族の年齢や体力のいかんにかかわらず、小さな段差によるつまずき、滑りやすい場所での転倒などの危険から家族を守ることが快適な住まいづくりの第一歩です。

将来のためにバリアフリー住宅

バリアフリー住宅とは、誰もが安全に暮らせる住宅のことで、そうした家の二ーズが高まりつつあります。

バリアフリー住宅では、室内の段差をなくし、手すりを設置するのはもちろん、玄関入口における足元の照明などの配慮も大切です。
建具は、原則的に引き戸を使用した方が開閉動作が楽です。開き戸を使う場合は外開きのものにしましょう。また、浴室には折れ戸が好ましいです。

これは、基本的な対策の例ですが、とにかく今の住まいがどうなっているか正確に把握し、生活する上で不都合なところや危ないと思ったところをそのまま見過ごさないようにすることが大切です。

住宅金融公庫もバックアップ

住宅購入の強い味方である住宅金融公庫でも、最も低い優遇金利である基準金利の適用条件が改正され、このバリアフリー住宅を推進する姿勢がうちだされていま す。
バリアフリー住宅を建てるうえで、大きな目安となるものが、住宅金融公庫の基準金利適用住宅3タイプのうちのひとつである、バリアフリータイプの技術 基準です。

この基準に沿った住宅は公庫が推奨するきわめて質の高い住宅といえるでしょう。

主な要件として次のような項目があげられます。

  1. 浴室および階段に手すりを設置
  2. 床や出入口の段差の解消
  3. 廊下や部屋の出入口の幅を広くとる
  4. 階段は適切な寸法で、緩やかな勾配
  5. 浴室は広くとる
  6. 高齢者の寝室と便所は同一階に設置

このように、公庫の新基準は、家庭内事故を防ぐ、ひとつのアウトラインを示したものといえます。

温度差

工夫しだいで、室内の温度差を解消。

室内の温度差が大きければ冷暖房もムダに

冬場はもちろんのこと、冷房が効いている夏でも「足元が冷えて困る」という悩みを持っている人が女性を中心に多いようです。
体質などによる場合もありますが、原因はそれだけではありません。部屋の床と天井では実際に温度差があるのです。

暖房している部屋の場合、天井と床では17℃前後の温度差があるといわれています。
暖房器具などによっては、この差が20℃にもなることがあります。
この差を解消しないと、足元が寒いといった悩みは解消しにくいのです。

また、天井の熱は屋根を通って、部屋の壁から外壁を通して屋外に逃げます。
温度が低い床からも熱は奪われます。断熱建材を使わない住宅では、暖房の熱の約80%が屋外に放出されてしまうといいます。

それから、窓ガラスは屋外の温度を伝えやすいため、窓ガラスを通しての熱の移動をどれだけ減らすかも部屋の温度を快適に保つためのポイントになります。

快適温度で健康管理

暖かいリビングルームに対して、まるで屋外のように寒いトイレや廊下...こんなことよくありますよね。
冬だから仕方ない、と我慢している方も多いと思います が、急激な温度変化は、身体に悪影響を及ぼします。
とくにお年寄りにとってはたいへん危険です!
脳卒中などでトイレで倒れることが多いのは、室温の大きな 変化で血管が急に収縮するためといわれています。

便座を暖房便座に替えたり、トイレに小型のヒーターを置くといった方法もありますが、トイレだけ暖かくても、廊下が寒くては十分ではありません。

健康を考えた場合、温度差だけでなく室温そのものにも注意しましょう。

カンタンにできる温度差軽減方法

暖房をした部屋の天井と床の温度差を減らすには、空気を循環させることが大切です。

例えば、扇風機を天井に向けて回せば、暖かい空気は床へ流れ込み、部屋全体の温度差が小さくなります。
暖房器具が電気ストーブなど移動できるものなら、窓 の近くに置き、熱による空気の流れを利用しましょう。

窓付近の冷たい空気が暖まり、それが上昇することによって対流が起き、空気が循環します。

夏は熱が入るのを防ぐようにしましょう。
窓にブラインドや力ーテンがあるだけでも熱の侵入を約20~30%減らすことができます。
そうすると冷房の設定温度も、それほど下げなくてもすむので冷房費も押さえられますね。

健康にも家計にもプラスになる複層ガラス

温度差をできるだけゼロに近づけるには、外気に接する部分の断熱が必要になってきます。

壁の内側、天井裏、床下などに断熱材を加えるだけでも、家屋は温度調節することができます。
冬は暖房の熱が逃げず、夏は熱い外気が室内の温度を上げることもなくなります。

窓も忘れずに断熱しましょう。近年、注目されている複層ガラスは、二重窓と基本的には同じ構造で、ガラスとガラスの間に乾燥空気の層があるのが特徴です。
この乾燥空気が外気の影響を防ぎます。

空気の層はガラスが2枚といっても、よほど意識して見なければわからないほど薄いので、部屋の美観や眺望を妨げる心配はありません。

現在、複層ガラスは2種類あります。

ひとつは直射日光を取り入れ、太陽熱で部屋を暖めることを主な目的にした高断熱複層ガラス。
もうひとつは、直射日光の熱を遮断することを主な目的にした複層ガラスです。

前者は寒冷地向け、後者は比較的暖かい地域向けになります。
ですが、1軒の家の中でも、西日があたって暑くなる部屋は日光中の熱を遮断する複層ガラスタイプ。
お年寄りの部屋などは太陽熱を利用できる高断熱複層ガラスタイプと使い分けてもよいと思います。

このように断熱した家では、床と天井の温度差は約6℃まで軽減できます。

断熱化した家では冷房費は約4割、暖房費は約7割も節約できるといいます。
これは大きいですよね。つまり、温度差の解消は健康にも家計にもプラスになるのです。

結露

一年中起こる結露。窓まわりだけでなく、壁の内側も要注意!

結露は冬だけではない、夏にも起こる

結露とは、空気が含むことのできなくなった水蒸気が水滴になった状態のことをいいます。

水蒸気の許容量は空気の温度が高いほど大きいのです。
暖房した部屋の窓や、北側の壁に結露が生じやすいのは、暖かい空気が急速に冷やされるためです。

水蒸気はあらゆる場所、あらゆるときに発生しています。
調理などの生活上の行為をはじめ、人体そのものからも水蒸気は出てくるのです。
結露はどこに発生しても不思議ではありません。

1年のあいだで結露は冬に多いですが、夏にも起こります。

たとえば、梅雨や台風の影響などで蒸し暑い日、住まいに吹き込んだ風が室内の冷房で冷やされ、結露になることも少なくありません。
冷房を頻繁に使う家や、夏でもひんやりした日のあたらない壁のある家は、注意が必要です。

また、 結露はカビの害もあります。

結露しやすい場所が黒ずんできたら、その黒ずみはカビなのです。
カビが出ればダニも出ます。ダニはアレルギドの原因として知られていますが、カビにも喘息など呼吸器系の病気を引き起こす種類があります。

健康管理の点からも、結露防止は欠かせません。
住まいの健康にも結露は悪影響を及ぼします。

内部結露を引き起こす原因になりやすいのは、吸湿性のない断熱材です。
断熱材は温度差の解消などに役立ちますが、吸湿性のある材質を選ばないと、逆効果になってしまうこともあるので要注意です。

いますぐできる結露の解決方法

いますぐできる結露の解決方法は、拭くことです。
水滴を見つけたらすぐにから拭きすれば、建材の傷みやカビの発生を防げます。

また、生活上生じる水蒸気をできる限り屋外に出すことも大切です。

炊事をするときは煙の出ないものの調理でも必ず換気扇を回しましょう。
窓を開けることで 換気性・通気性が良くなり、結露の防止にもなります。

しかし、共働き家庭や花粉アレルギーの家族がいる家では難しいことです。
いまは24時間計画換気システムというのがあるので、機会があればこれを導入することも考えてみてもよいのでわないでしょうか。

また、押入はすのこで通気性を保つことができます。
ふとんや収納箱の下だけでなく、壁面にもすのこを立てて使うと、より効果的です。

断熱材を使うときは材質に注意

拭いたり換気扇を回したりすることも大切ですが、リフォームや改築によって根本から住宅の内側と外側の温度差をなくすことが一番効果的なのです。

いくら断熱はできても使用する断熱材に吸湿性がないと内部結露が生じて逆効果になりかねません。
断熱材にどのようなものを使うかはよく確認しておきましょう。

湿度を調整する機能にすぐれているのは木質繊維系です。
しかし、使用する場所や工法によって適した断熱材が異なるので、専門家に尋ねることをお勧めします。

カビ

カビはほおっておくと疾病の原因にも!カビが繁殖しやすい環境にある現在の住宅

カビは1年中いつでも繁殖期

カビは非常に種類が多く、住宅内に発生するものだけでも、およそ500種もあります。
種類によって多少の差はありますが、そのほとんどが高温多湿のもとで発生します。
高温といっても、約20℃ぐらいで発生します。
また、湿度は70~90%ぐらいがカビが好む環境なのです。

いまの気密性の高い住宅は水蒸気の逃げ場がなく、湿度は上がりがちです。
しかも、エアコンなどの暖房機器の発達・普及で、冬期でも室内は暖かく、さらに、カビは木や紙、建材といったものでさえ栄養分としてしまいます。

つまり、ほぼ1年中がカビの繁殖期なのです。

とにかく、いまの住宅はカビが繁殖する条件が整いやすいということです。

カビは人体にも悪影響を及ぼす

カビによる黒ずみは汚いし、洗面所や浴室のぬめりは不快なものです。
しかし、力ビの害は、ただ見た目や、手触りの不快さだけではありません。

カビは、肺炎の原因にもなるのです。

エアコンのフィルターに発生したコウジカビが、エアコン作動時に室内に胞子をまき散らし、それを吸いこんだ人が肺炎を起こすのです。
いまやエアコンはどこの家庭にでもあるものなので要注意です。

カビは家屋にも被害を及ぼします。
見てすぐわかる場所ならまだよいですが、壁の内部などにカビが侵入するおそれもあります。

建て替え・リフォームの際には防カビ対策を

カ ビを防ぐ基本は、換気をよくして湿気がこもらないようにすること。

結露が起こるような場所は、カビの温床になりやすいのです。
家具を動かしてみたらカビで 真っ黒になってしまっている可能性もあります。
大掃除のときに消毒用アルコールやカビ防止剤で拭いておいたり、壁紙を防カビ加工のものに変えておくなどの 工夫をしておくと良いでしょう。

また、エアコンのフィルターのクリーニングはもちろんのこと、冬期によく使う加湿機などもこまめに手入れをしましょう。
加湿機の中の水にカビが発生することも珍しくはありません。

カビの対策としては掃除機がけが良いですが、いきなり掃除機をかけるとカビの胞子を飛ばしてしまいます。掃除機をかける前に、まず拭き掃除をしましょう。

最近では、さまざまな防カビ処理製品が出てきています。

建て替えやリフォームの際は、たとえば洗面台に防カビ加工を施したり、カビ対策がなされた建材を使うなどいろいろな手段を選びましょう。

換気

気密性・断熱性の高い住宅には総合的な換気システムが主流に

換気は人にも家屋にも必要不可欠

換気とは、室内の汚れた空気を室外に出し、新鮮な外の空気と交換することです。

空気中には、炭酸ガス(二酸化炭素)、一酸化炭素、小さなゴミや挨、その他有 害物質が多く含まれており、換気が不十分だと、これらの濃度が上がって、人体に悪影響を及ぼしたり、中毒の原因にもなります。

さらに、湿気がこもって結露を起こしやすくなり、その結果、カビやダニの発生の温床にもなってしまいます。
換気が十分になされていない住宅は、さまざまな不健康要因をかかえこむことになるのです。

自然換気と機械換気で効率よく換気

自然換気は、室内外の温度差や風力によって起こり、窓や家の隙き間を通して換気されます。

木造住宅の方が、鉄筋コンクリート造住宅よりも自然換気量は大きいです。
また、窓が多いほど換気される量は大きいのです。

機械換気は、機械を使って強制的に換気を行なうもので、家庭においては、自然換気と機械換気のメリットを組み合わせることによって、効果をあげることができます。

たとえば、窓は2カ所以上開けることによって、より効果を発揮します。
入口と出口を作ることで、風の流れが起こるからです。

一般的に日あたりのよい南側に大きく窓をとることが多いのですが、換気の点から考えれば、できるだけ対角線になるような位置に、風の出口となる窓をつくっておくと換気量は大きくなります。

また、冷暖房時に窓を開けた場合は、一時的に外の熱気や冷気が流入して室温が変化しますが、室内自体の温度は比較的早く戻るので、できるだけこまめに窓開けを行なったほうがよいでしょう。
台所などの換気扇も、できればフード付きの方が効率がよく、調理作業中は常時回しておくとともに、窓開けにも心がけましょう。

進歩する換気システム

い までは機械換気の分野において、総合的な換気システムの開発、推進が顕著で、集中管理により操作が簡単にできるように工夫されています。
特定の部屋だけで はなく、住宅全体を換気し、「呼吸」させようとするこのシステムの導入は、これからの住宅にとって、もはや欠かせない条件になっているのです。

わが家を建て替えたり、リフォームすることを考えているなら、ぜひ頭に入れておきたい大事なポイントです。

た、住宅の高気密化、高断熱化は、冷暖房コス トを削減し省エネルギーを実践するだけでなく、地球温暖化の要因である二酸化炭素の排出を抑えます。
気密性と断熱性が高く、さらに換気にもすぐれた家は、 地球環境にもよいということなのです。