ホーム > 福祉用具の選び方、使い方 > 杖の役割
杖を持つことに抵抗があるかたもいらっしゃると思います。
今は千鳥格子のオシャレな杖や定番で人気の花柄、和柄の杖のほかに、なんとヒョウ柄の杖までございます。
男性には落ち着いたシンプルでシックな杖からさりげなく柄が入っている粋なものまで、オシャレなものもございます。
足元が不安な方はもちろん、元気な方でも長い距離歩くさいにお使いいただくと楽になりますよ。
杖を使うと、三本の足で歩くことになるので、歩行が安定するのです。
では、杖の役割について見ていきましょう。
杖の役割には大きくわけて「免荷」「バランスの補助」「歩行リズム」の3つがあります。
荷重を免れる。荷重をかけないようにする。ということです。
杖を使うことで、足にかかる荷重を少なくします。
立位バランス、歩行バランスを安定させるため、支持面積を広くさせることです。
しかし、「支持面積」といわれてもわかりにくいかと思います。
例えば、足をそろえて立っているときと、足を開いて立っているときでは、どちらが安定感があるでしょうか。
足を開いて立っているときだと思います。
これは、足をそろえて立っているときよりも、開いて立っているときの方が、身体を支える面積が広くなったからです。
では、足を開き、杖をつくとどうでしょう。
面積がさらに広くなり、安定しますね。
歩行が不安定になると、「1・2・1・2」という二拍子のリズムで歩くことができなくなります。
そこで、杖を使用して「1・2・3・1・2・3」という三拍子のリズムでゆっくり歩く、三動作歩行という方法をとってみましょう。
歩行スピードは遅くなりますが、常に2点でささえている安定した歩行になります。
しかし、ここで注意点があります。
ある程度歩行能力がある方に、無理にリズムを作ってしまうと、かえってリズムを崩すことがあるので注意しましょう。
身体にあっていない杖は、肩こりの原因になったり、手首を傷めたりする場合があります。
杖の合わせ方を参考に 自分にあい、気に入ったものを選んでください。
また、一般的なT字杖よりも、さらに安定した支えが必要な方には、多点杖があります。
多点杖は、凹凸のある道や階段では使いづらく、安定感がなくなるので、床面が平坦な屋内でのリハビリ用以外には使用しないようにしましょう。