屋外の段差スロープに整備する場合は、
まず、ご本人がスロープを上り下りする、歩行や車椅子の操作能力や、
介護が必要な方は介護者の能力を考慮して、
安全に昇降可能な段差解消スロープの傾斜角度を確認します。

特に、スロープを下る際に傾斜面で停止状態を維持できること(落下の防止)がスロープの使用に必要な条件です。

車椅子を制御できずにスロープ面を滑り落ちて事故を招く可能性がある場合には、スロープによる整備は適しません。

傾斜角度

スロープの傾斜角度の目安は約10度です。

これより急な角度では、安全な上り下りは難しいと考え、この傾斜角度を超えた急な傾斜面の固定設置は避けてください。
また、スロープの傾斜角度は一定にして、スロープ途中での傾斜角度の変更は避けてください。

車いすでスロープを使用する場合は、介助する方がいるといないとで角度の目安が変わります。

介助者がいる場合の傾斜角度の目安は、段差の約6倍の10度

介助用車椅子を使用するスロープ


介助者がいない場合(自走)の傾斜角度の目安は、段差の約12倍の5度

自走用車椅子を使用するスロープの場合

 

ちなみに、公共施設などの常設のスロープの場合は、傾斜角度は4度未満がオススメです。

スロープを限りのある敷地内に直線で収めることは難しい場合があります。
その場合は、スロープを2、3ヶ所折り曲げる必要が生じやすいのが現状です。

詳しくは、段差解消機・スロープの選び方を参照。

スロープの幅

スロープの幅は、車椅子の通行を考慮して90~100cmを確保します。
幅がせまいと車輪がスロープ面から転落しやすくなるので危険です。

また、スロープの幅は常に一定にします。
傾斜途中で幅が狭くなると車椅子の制御が難しく危険ですので、幅の変更は避けてください。
一枚板タイプは心配ありませんが、スロープを2枚使用する、レールタイプは注意が必要です。

使用方法4

なお、スロープ面の両側面にはできるだけ立ち上がりを設けて、脱輪しにくくしましょう。

踊り場

スロープの上端部分と下端部分には、必ず平坦なスペース(踊り場)を設け、車椅子が停止できるようにします。

また、スロープを折り曲げる場合にも、必ず平坦なスペースを設けて、
一旦停止して車椅子の向きを変えられる環境にしましょう。


L字型使用例
ケアスロープL専用中継台 CS-L

傾斜面のままスロープの向きが変わると、車椅子を制御できずに落下する危険があります 。

せまいスペースにも対応するよう、カーブしている段差解消スロープもございます。

スロープの代替機器(段差解消機)

スロープの整備による屋外段差の解消が困難な場合には、段差解消機の利用を検討します。
段差解消機は、車椅子や人を搭載するテーブル面が垂直に昇降する機器です。

車いす約1台分
段差解消足踏み式昇降リフト リーチ ショートタイプ 

住宅用の段差解消機は、長期間の使用を想定して安全対策や維持管理を重視した常設用、
レンタルによる数年の使用を想定したシンプルな構造と機能の簡易設置用の機器が供給されています。

また、屋外用のいす式階段昇降機もございます。

使用目的や操作しやすさ、予算などの条件に照らし合わせて選択するとよいでしょう。

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